PR

当サイトは複数企業と提携して情報発信しており、記事で紹介した商品・サービスの申込みがあった場合、各企業から報酬を受け取ることがあります。 ただしランキングやサービスの内容は報酬の有無に関係なく、中立的な評価を行います。 なお、当サイトで得た報酬はユーザ皆さまの役に立つ有益なコンテンツ制作や情報の品質向上等に還元いたします。

ネット証券

株の注文方法3選!|使いこなせてる?成行・指値・逆指値注文!

2022年12月08日

株の注文方法3選!|使いこなせてる?成行・指値・逆指値注文!

証券会社に口座を開設して、買いたい銘柄が決まったら、いよいよ株の購入です!

実は、株の注文方法にはいくつか種類が存在します。

最初は戸惑うかもしれませんが、知ってしまえばとても簡単です!

本記事では、ネット証券での株の注文方法をわかりやすく解説していますので、
この記事を読んで、自信を持って株注文できるようになりましょう!

ベーシックな注文方法

株式を売買するときの注文方法で、まず基本になるのは成行注文指値注文です。

成行注文とは?

成行注文は、売値や買値を指定せず、その時点で株を「買いたい」、「売りたい」という場合に使います。

例えば、下表のような状況の場合、買いたい場合には3,251円で、売りたい場合には3,250円で成立することが予想されます。

成行注文

この注文方法のメリットは、約定するまで非常に早い点です!

この注文の場合、後述する他の注文方法よりも優先して取引が成立するようにシステムが組まれています。

成行注文であれば、仮に大きな株価下落が起きて、株をすぐに売却したいときも、買い手がいればすぐに売却することが可能です。

それに対して、デメリットは約定する価格が、注文したタイミングの価格と必ずしも一致するわけではない点です。

株式売買は、買い手と売り手がいて初めて取引が成功しますので、

例えば、現在の株価が100円でも、150円を提示する売り手しかいなければ、取引価格は150円になります。

想定外な価格で株を購入することにならないように、成行注文する際には、約定価格がいくらになるか推測できる「板(いた)」もチェックしましょう!

※板とは?

板とは、その株の注文状況がリアルタイムで一覧できるデータのことです。
以下のように表示され、どの証券会社でも表示方法に特に大きな違いはありません。

板情報

左端が売り手の注文、右端が買い手の注文です。真ん中の「気配値(けはいね)」は株価です。

気配値の左右に並ぶのが株の注文数量で、2,054円には40,100株の売り注文が、2,053円には69,700株の買い注文がそれぞれ並んでいます。

成行注文で1,000株買うとした時、約定する価格は「売り手の注文」のうち一番安い2,054円になります。

証券取引所にはたくさんの注文が集まり、1日のうちにたくさんの量の売買が成立しています。

株価が動くたびに「板」も大きく変化しますが、「どのぐらいの価格なら何株買えるのか」など注文の際の目安としては使い勝手がよく、とても便利かつ重要な情報源です。

指値注文とは?

指値注文は、売買する場合に「1,250円で100株買う」というように、金額を指定して注文を出す方法です。

下表の場合には、その金額まで下がれば買えますが、株価が上昇すると注文が成立しない可能性が高くなります。

一定の金額よりも低くなったら買いたい、高くなったら売りたいという場合に使う注文方法です。

指値注文

指値注文のメリットは自分が指定した株価で売買できる点です。

ある銘柄を1,000円で買う指値注文であれば、必ず1,000円以下で約定します。

割高な水準で買ってしまい利益が減ったり、安く売って損したりといった心配がありません。

それに対して、指値のデメリットは株価が指定した価格まで変動しないと注文が通らないことです。

例えば、現時点で株価245円の株が値下がると予想し、200円で買い指値注文したとします。

しかし、実際は株価が220円までしか下がらずに反発して上昇したしまった場合、買い注文が約定することはありません。

したがって、現在の株価と離れすぎた注文は、避けたほうが良いでしょう。

成行注文と指値注文、使い分けは?

例えば、今期の決算発表を経て、株価が下がってしまったので、早めに売ってしまいたいというように
「確実に売買することを優先」する場合には成行注文がよいでしょう。

ただし、成行注文の場合には、想定外に高い金額、低い金額で注文が成立してしまうリスクがあることも覚えておきましょう。

一方、「◯◯円以下なら買いたい」など売買する金額を優先する場合には、指値注文が向いています。

成行注文と指値注文はこのように使い分けましょう。

めちゃくちゃ便利!逆指値注文!

指値注文は「●●円以下になったら買い」「●●円以上になったら売り」というものですが、その逆の注文方法もあり、これを逆指値といいます。

この注文方法は、指定した価格に到達すると、指値注文と反対の売買をする取引方法です。
つまり「株価が1,000円以下なら売り」「1,500円を上回れば買い」といった注文になります。

逆指値注文

例えば、現在保有している銘柄について、1,100円の指値で売り注文を出した場合は、1,100円以上で注文が成立します。

一方、1,100円の逆指値で売り注文を出した場合には、株価1,100円以下まで注文が出されることはなく、株価が1,100円を下回った際に、指値または成行の注文を市場に発注します。

このように、逆指値をしておくことで、損失が出たとしても限定的にすることが可能です。

もしくは、損失を出さないように、利益を確定したい場合にも活用することができる注文方法です。

忙しくて、日中に相場をチェックすることができないサラリーマンの方でも、あらかじめ金額を決めて逆指値をすることで、自動的に売買をすることができます!

また、逆指値注文は次のように活用することも可能です!

トレードに効果的な注文方法をご紹介!

新値買い!勢いに乗った株を上がる途中から買う

トレードに効果的な注文方法1

株価が以前つけていた最高値を抜けて上昇する(年初来高値、上場来高値)、いわゆる「相場の新展開」のところを狙う場合にも、逆指値注文はおすすめです!

例えば、「株価3000円のタイミングで、3100円まで上昇すれば買い注文」という逆指値を出しておけば、相場をずっと監視することなく、自動で相場の変化を捉え、上昇局面のチャンスを逃すことなく、買付することができます!

利益確定売り!確実に利益は逃さない

トレードに効果的な注文方法2

現在保有している株が順調に値上がりしているときに、3000円で買った銘柄が現在3,500円の値段をつけているおり、今後まだ上がると思うので継続して保有しておきたい。

このときに「3500円まで下がれば売り注文」という逆指値を出すことで、ひとまずの利益を確定させることができます。

仮に、4,000円まで上がれば、4,000円という具合に、株価の上昇に合わせて逆指値を上げていけば、相場が強い限りは保有継続でき、上昇が弱まったところで売り注文を出すことができます!

以上のように、タイムリーに相場を見ることができない場合でも、状況や自分の目的によって注文方法を使い分けることで、希望通りの取引を行うことも可能になります!

ぜひ以上の注文方法を活用して、株式取引を効率的に行ってください!

本記事について

株の注文方法に関するQ&A

実際の注文の発注はどうやってするんですか?

基本的に証券会社が提供している取引ツールを使って、注文方法を選択して発注をします。

証券会社各社の取引ツールについては、

株の取引ツール比較|ネット証券のトレードツールおすすめランキング

に詳しくまとめて、機能を比較していますので、是非ともご参考になさってください。

中には、チャート上でのレート部分をクリックすることでその値段で指値注文が発注できるチャート注文であったり、

板情報の気配値をクリックするだけで指値注文が可能な板注文であったりと感覚的に注文しやすいツールもあります!

スマホからでも注文発注できますか?

はい。可能です。ほとんどの証券会社がスマホ向けの取引アプリを提供しています。

いずれの取引アプリもPC専用の取引ツールと遜色ないものとなっており、画面数タッチで注文を済ませることが可能なので、スマホアプリの方を好んで使われる方も多いかもしれません。

かくいう著者である私も、銘柄に関する情報はPCで調べて、実際の注文はスマホアプリから行なっています!

取引アプリの紹介と比較をしている記事もございますので是非とも参考になさってください!

株アプリおすすめランキング|ネット証券会社の株取引アプリを徹底比較!

PTS取引(夜間取引)でも成行・指値・逆指値注文を使えますか?

いいえ、PTS取引の場合は、指値注文のみになります。

その他の成行・逆指値注文は使うことができませんのでご注意ください。

PTS取引(夜間取引)については以下の記事にて詳しく解説していますのでぜひともご参考になさってください。

PTS取引のできる証券会社を徹底比較!株の 夜間取引の仕組み PTSとは?

米国株取引でも成行・指値・逆指値注文を使えますか?

成行・指値注文に関しては、全ての証券会社で利用することができます。

一方で、逆指値注文に関しては、2022年9月において、SBI証券楽天証券auカブコム証券マネックス証券では利用可能です。

米国株取引におすすめの証券会社をご紹介している記事もございますので是非ともご参考になさってください!

米国株おすすめの証券会社を比較|外国株が買えるネット証券を手数料・取扱数でランキング!

米国株(アメリカ株)の買い方から売り方は?初心者でも始められる米国株投資

関連する記事

おすすめ記事