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FX

海外FXは危険?国内口座と海外口座のサービスを比べてみた

2022年12月07日

海外FXは危険?国内口座と海外口座のサービスを比べてみた

FX投資を始めるには必ずFX取扱業者の口座を開設する必要がありますが, 国内の業者と海外の業者には様々な面で違いがあります。

海外のFX口座を紹介するサイトはたくさんありますが, 「海外FX口座の良い点ばかり言っているのでは?」と疑念がある方もいると思いますので, 当サイトでリアルに 国内FX業者と海外FX業者の違い を比べてみたいと思います

ご注意

当サイト「みんかぶChoice」では海外FX口座はオススメしていません。 ※理由は文末に記載いたします。

筆者
「金融庁の認可がおりている国内FX会社を探している!」という方は以下の「FXおすすめ口座ランキング」をチェックしてみましょう。最大レバレッジも25倍までに制限されているため、ハイリスクすぎることなく取引ができます。

国内業者と海外業者を比較

1 FX業者の年間取引高(売買代金)

  • 国内業者:取引量◎
  • 海外業者:取引量△

まず海外FX業者の紹介サイトでは、あまり紹介されていない取引高についてです。国内業者と海外業者を比べる場合、自然と「海外業者の方が取引量も会社規模も大きい」と勘違いしがちなので、決してそういうわけでは無いことを最初に説明します。

※FX会社の取引高シェア率

※FX会社の取引高シェア率

金融庁あたりがFXの年間取引高などを調べてくれているかもと思いましたが、情報がありませんでしたので、GMOクリック証券のプレリリース情報を参考にしてみました。

こちらに記載がある通り、GMOクリック証券はFXの年間取引高が世界第1位(※注_a1)。同調査によると3位を除いて1位~5位まで全て国内のFX業者が占めています

FXの年間取引高(比率) ※2020年
  • 1位: GMOクリック証券
  • 2位: 国内A社
  • 3位: 海外B社
  • 4位: 国内C社
  • 5位: 国内D社

元々FX(外国為替証拠金取引)は CFD(証拠金取引)の一部なのですが、日本では一時期ブームとなり、今では取引量の多くが日本国内での取引になったのです。

逆に株式指数などのCFDは、先物取引などの類似金融商品とシェアを食い合っているため、国内の取引量は決して多くありません。

※イマイチ浸透していませんが、先物取引は江戸時代に始まった日本古来の取引サービスです。

筆者

ちなみにローソク足も日本発祥なんだよ!

参考:チャートの基本中の基本!ローソク足の見方・使い方

これから一つづつ説明していきますが、スプレッドやアプリなどFX取引における基本的なサービスは総じて国内業者の方が優れています。これは国内の取引量が多いからこそ、国内の取引業者同士のサービス競争の結果と言えます。

2 レバレッジ

  • 国内業者:25倍(法人口座100倍)
  • 海外業者:~数千倍

個人的に海外FX業者のメリットの1番はこのレバレッジだと考えています。

ご存知の方も多いと思いますが、金融庁のレバレッジ規制により国内FX業者で開設する個人口座のレバレッジは25倍に制限されています。 ちなみに国内の法人口座には、これまでレバレッジの縛りが無かったのですが、2017年に入りレバレッジ規制によって100倍までに制限されているようです。

一方、海外のFX口座は金融庁の管轄ではありませんので、国内のようにレバレッジの規制が無く数百倍~数千倍のような高レバレッジ(ハイレバ)を提供している業者もあります

ご注意

上で「ハイレバを提供している業者”も”ある」と書きましたが、金融庁は海外業者に対しても日本国内居住者への口座開設にはレバレッジ規制を適用するように指導しており、それを準拠して日本居住者への口座開設の場合、「25倍レバレッジを適用or口座開設を拒否」している業者もあります

3 スプレッド

  • 国内業者:原則固定スプレッド(DD方式)が多い
  • 海外業者:変動制スプレッド(NDD方式)が多い

これは国内・海外で必ず違うと言うわけではなく、上記の傾向が多いと言ったレベルですが、国内業者は原則固定スプレッド(DD方式:ディーリング方式)が多く、海外業者は変動制スプレッド(NDD方式:ノーディーリング方式)が多い傾向にあります。

もちろん国内FX業者(例:くりっく365、FXブロードネットなど)でも変動性を導入している企業はあります。変動性は例えばスプレッド0.0銭などものすごく有利になるケースもありますが、逆にスプレッドが大きく広がるリスクもありますので注意が必要です。

また米ドル/円やユーロ/ドルなどの取引量の多い通貨ペアに関しては国内業者の方が安く提供していることが多いのも特徴です。国内業者のスプレッド競争が激しいこと、ディーリング方式を採用して、且つ取引量が多いため、インターバンクに回すこと無く自社での決済ができることが理由です。

4 アプリやツール

  • 国内業者:◎
  • 海外業者:△ ※ただしメタトレーダは別

これは「1.取引量」が影響しています。

国内業者でも海外業者でも取引量が多ければ利益を多く上げることは同じです。利益を上げればそれだけサービスレベルの向上のためにアプリや取引ツールにコストが掛けれるのです。

会社により当然違いはありますが、私が国内・海外のFX業者のツールを使い比べる限り総じて国内企業の方が充実しています。ただメタトレーダーに関してはどのFX会社でも同一のツールですので上記には当てはまりません。

まあ「made in Japan」クォリティと言えばそれまでですが(笑)

5 安全性(投資家保護)

  • 国内業者:◯
  • 海外業者:△ ※ただし国内に拠点を持つ業者は別

今回の説明で何度もお話しましが、国内FX業者は金融庁の規制・監督を受けています。レバレッジ規制がその代表ですね。しかし、これは金融庁は国内FX業者の競争力をなくそうとして規制を行っているわけではありません。

レバレッジは投資家にとってメリットとリスクが等価に発生する諸刃の剣です。金融庁としてはリスクが著しく高くならないように制限しているのです。

また、投資家保護の仕組みにも金融庁は指導・監督をしています。「信託保全」や「自己資本規制比率」など様々な形でFX会社が倒産など万が一のことがあっても投資家に不利益にならないような対策をとっているのです。

しかし海外FX業者では金融庁の管轄では無いため、投資家保護が徹底しているとは言い難い状況です。 (全額信託保全、一部信託保全、分割管理のみ、などマチマチです。)

投資は自己責任と言うのは当然ですが、資金を預け入れ先の金融機関の問題で自分が不利益を被るのは避けたいですね。

まとめ

上記以外にも日本語でのサポート体制や入出金のトラブル(円建て入金可能か?など)、国内口座ではあまり問題にならないレベルでも海外口座では注意が必要になります。

さて、当サイトで海外FX口座(業者)をオススメしない理由はここまでの説明をご覧になれば ご理解頂けると思いますが、要は『FXトレードに集中するには国内企業の方が良い』と言うことです。

FXで勝つのは簡単なことではありません。レバレッジは確かに魅力ではありますが、勝たなければ意味がありません。特にこれから取引を始める初心者の方はトレードに集中できる環境を持つ国内のFX口座で経験を積んでから海外口座に手を出しても決して遅くは無いと思います。

合わせて読みたい:FXおすすめ口座比較ランキング 初心者にオススメのFX会社を徹底比較!

本記事について

海外口座に関するQ&A(よくある質問)

海外口座のメリット・デメリットを教えて下さい

海外FX口座の特徴をメリット・デメリットに分けて記載します。なお本文で説明している通り、外国のFX会社の中にも金融庁の指導など法規に遵守した業者もあります。その場合はメリットの「1. レバレッジが高い」は適用されませんのでご注意下さい。

海外口座のメリット
  • 1. レバレッジが高い:ハイレバ (100倍 ~ 3,000倍)
  • 2. NDD方式を採用している業者が多い
  • 3. ゼロカットシステム ※一部業者
海外口座のデメリット(リスク)
  • 4. 国内業者以上にハイリスク・ハイリターン
  • 5. スプレッドが広い(手数料が高い)
  • 6. 総合課税になる(本業の会社にバレるかも)
  • 7. 信託保全などの仕組みが無い ※一部業者
  • 8. 日本円で入金できない ※一部業者
  • 9. 出金時にトラブルが多い ※一部業者

デメリット7.~9.は金融庁の指導を無視する業者に多い傾向があるようです。FXは自己責任が大原則ですが、そのような海外口座で取引(or入金)する場合、国内FX口座以上に注意して行うようにしましょう。

なお、デメリット6.については次の「海外FX口座の税金はどうなりますか?」をご覧ください。

海外FX口座の税金はどうなりますか?

海外FX口座で上げた利益も当然、課税対象で確定申告が必要となりますが、雑所得の扱いになり、本業の収益と合算して課税(総合課税)される点が国内FX口座と大きく違います。

※海外FX口座の税制上の扱いとしてはビットコインなどの仮想通貨と同じですので、詳しくはこちら「ビットコイン(仮想通貨)の税金・確定申告に関する怖い話」をご覧ください。

なお、国内FX業者のように前年の損失を今年の利益で相殺する「損益通算」などのやさしい仕組みは利用できません。あくまでも”利益には課税、損失は自己責任”となりますのでご注意下さい。

おすすめの海外FX口座を教えて下さい

申し訳ございませんが、みんかぶChoiceではリスクが高いと言う理由で金融庁指導に準拠する一部業者を除いて海外FX口座を取り扱っておりません。ハイレバ業者などをお探しの場合は他のサイトをご覧ください。

なお、国内FX口座に関しては各種ランキングに掲載していますのでご参考下さい。

>>FXおすすめ口座比較ランキング 初心者にオススメのFX会社を徹底比較!

 注意事項・補足
  • ■全般
  • ※注_z1: 原則固定 ※例外あり
  • ※注_z2: 原則固定の適用対象外
  • GMOクリック証券
  • 外為どっとコム
  • ※注_b1: キャンペーンスプレッド含む。詳細は公式HPをご確認ください。
  • ※注_b2: 【口座開設キャッシュバックキャンペーンの適用期間】口座開設申込月から翌月末まで
  • ※注_b3: 【スプレッドの原則固定など】ロシアルーブル円のスプレッドは原則固定の対象外になっております。また、ロシアルーブルの取引単位のみ10,000通貨に設定されています。
  • ※注_b4: 【集計期間】2021/5/10~2022/7/18 【収支プラス率】全通貨ペア:57.96%、米ドル円:82.6 %、中国人民元円:79.9%、メキシコペソ円:76.1% 【累計損益率】メキシコペソ円:20.6%、中国人民元円:17.6%、米ドル円:9.7% 【損益計算式】累計損益=スポット評価損益+スポット確定損益+スワップ評価損益+スワップ確定損益+スワップ振替金額、累計損益率=累計損益/累計購入円価、収支プラス率=累計損益が0より多い方の割合
  • ※注_b5: キャンペーンスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。
  • LINE FX(LINE証券)
  • ※注_c1: 月次でFX口座数を提示しているGMOクリック証券、GMO外貨、ヒロセ通商、外為どっとコム、トレイダーズ証券との比較(2020年3月~9月/LINE証券調べ)
  • マネーパートナーズFX
  • ※注_d1: 1回あたり5万通貨までの取引であれば、24時間米ドル/円を0.0銭のスプレッドで取引できます(5月29日~7月31日)。また、豪ドル/円、ユーロ/円も1万通貨まで、ポンド/円は5,000通貨まで、メキシコペソ/円は3万通貨までスプレッド0.0銭で取引できます。
  • 松井証券 MATSUI FX
  • ※注_e1:取扱通貨ペア(スイス/円、トルコリラ/円、米ドル/スイス、ポンド/スイス、ポンド/豪ドルを除く)について、FXサービスの取扱い業者11社(SBI証券、auカブコム証券、外為どっとコム、GMOクリック証券、DMM.com証券、トレイダーズ証券、ヒロセ通商、マネックス証券、マネーパートナーズ、楽天証券、GMO外貨)の中央値と比較。2021年12月21日時点、松井証券調べ。広告掲載日:2022年1月4日時点、上記スプレッドは、市場の急変時(震災などの天変地異、その他外部要因)や、市場の流動性が低下している状況(週初や週末、年末年始、クリスマス時期など)、重要指標発表時間帯などにより、やむを得ず提示以外のスプレッドになることもあります。
  • ヒロセ通商(LION FX)
  • ※注_f1: ※注_f1: 米ドル/円、ポンド/円は原則固定でAM10:00~翌AM4:00のスプレッドとなっております。また、ヒロセ通商のユーロ/円は原則固定の対象外となっております。
 当サイトでは「金融庁:登録等を受けている業者一覧」に掲載されている証券会社のみをご紹介しております。

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