暗号資産(仮想通貨)
仮想通貨LINK(リンク)とはどのような通貨?特徴や将来性を紹介
2023年01月11日
コロナショックで急落したビットコイン(BTC)は、1年間で安値から13倍、イーサリアム(ETH)は30倍以上に急騰しました。しかし、100倍以上になった仮想通貨(暗号資産)があることをご存知でしょうか?
それは、LINEグループが発行する仮想通貨LINK(リンク)です。
ライターの観音クリエイションさんが、35万円でLNを中心に仮想通貨の運用を約5ヶ月間行ったところ、なんと201万円まで約6倍にもなりました!
出所:LINE BITMAX公式ブログ
LINKとはどのような仮想通貨なのか、なぜそれほどまでに急騰したのか。そして、将来性に関して解説していきます。
LINK(リンク)とは?
出所:LINE BITMAX
LINKとは、コミュニケーションアプリLINEなどを提供するLINEグループのLINE TECH PLUS PTE. LTD.が発行するLINE独自の仮想通貨です。
LINEが独自開発したプライベートブロックチェーンのLINE Blockchainと、トークンエコノミーを作成するためのLINKプロジェクトで使われます。
つまり、LINEが提供するサービスにLINKのブロックチェーン技術を組み込み、そこでLINKが使えるように開発しているということになります。
既に、LINKは仮想通貨交換業者のLINE BITMAXや、NFTマーケットプレイスで利用されています。そして、今後追加されるdAppsなどで使うことができるようになるそうです。
決済でLINK(リンク)がもらえる
具体的にLINKが利用されている例を紹介しましょう。
LINEは、企業が自社サービスに貢献したユーザーに対してLINKに転換可能なLINKリワードを付与できるプログラム「LINK Rewards Program」を提供しています。LINKリワードは、LINKの引換券のようなもモノ。
LINKを受け取る口座がない企業が大半のため、LINKリワードをもらい、LINE BITMAXでLINKに交換するのです。
例えば、LINE Rewards Programに加盟しているお店でLINE Pay決済を利用することでLINK(リンク)が手に入るという具合です。
2020年11月には、「LINKリワード」還元対象の加盟店で利用すると、利用金額1%分の即時値引きに加え、9%分のLINKリワードを後日還元される特典クーポンを配信していました。つまり、ポイントバックキャンペーンならぬ、LINKバックキャンペーンというわけですね。
LINKの概要
名称 | リンク、LINK | ティッカーシンボル | LN | ||
---|---|---|---|---|---|
発行体 | LINE TECH PLUS PTE. LTD. | 総発行量 | 10億LN | ||
時価総額 | 約417億円 (2022年5月17日現在) |
オフィシャルサイトURL | https://bitmax-mag.line.me/archives/23274100.html | ||
ホワイトペーパーURL | https://blockchain.line.me/ja/whitepaper/ | ||||
公式TwitterURL | https://twitter.com/LINE_BITMAX |
トークンエコノミーとは
「トークンエコノミー」とは、トークンという代替紙幣のようなモノを発行し、それを利用して様々なサービスを受けられるようにすることでそのトークンの価値が生まれ、法定通貨を使うことなく日常生活が送れる経済圏のこと。トークンは、ブロックチェーン業界では仮想通貨に当たります。
楽天ポイントの楽天経済圏がありますが、ポイントがトークンに置き換わったバージョンとなります。
LINK(リンク)のこれまでのイベントや急騰の要因
LINKはLINEが提供する仮想通貨交換業者をグローバル展開しており、LINE Rewards Programの提供などのユースケースの拡大とともに、2020年末からの仮想通貨ブームにより買い手が殺到。
バイナンスコイン(BNB)やフォビトークン(HT)などの取引所トークンが10倍以上に急騰するなか、LINKはおよそ1年で※100倍以上に暴騰しました。
※2020年3月13日に332円→2021年4月2日に36,590円
●LINK(リンク)の価格推移
出所:CoinPost 期間:2018年1月~2021年8月
なぜLINKがこれほどまでに急騰したのでしょうか。
それには、やはりLINEの知名度の高さと利用者の多さにあるのではないでしょうか。日本人であれば、LINEは誰でも知っています。
そして、LINEの主要4カ国(日本、インドネシア、タイ、台湾)のユーザー数は、1億6900万人にも上っています。それだけのユーザーが利用するサービスにLINKが利用され始めたこともあり、LINK投資意欲が加速したのではないでしょうか。
LINE Blockchainによる2021年のプロジェクト計画
出所:LINE
4月30日、LINE Blockchainは2021年のプロジェクト計画を発表しました。
それによると、今後のユースケースの拡大と利用者数の急増が期待できる内容となっていました。
- LINKの新規取引所追加上場
- 決済事業者との提携
- NFT関連サービスの拡張
- dApps拡大
- LINKの新規発行およびユーザーへの付与
LINK(リンク)の将来性
LINKの新規取引所追加上場
LINKの流動性と保有者の拡大のために、新規取引所へ上場を行う計画のようです。
2021年7月時点において、LINKを取引できる取引所はLINEグループ傘下のLINE BITMAXとBITFRONTのみですが、他の取引所にも上場させることで、知名度や流動性拡大が期待できます。
決済事業者との提携
LINKユースケースの拡大と循環促進のために、決済事業者との提携を進めるようです。
楽天のサービスでは、現金を利用しなくても楽天ポイントで決済が完結する経済圏ができあがっています。それを、LINKでも実現をしようということでしょう。
価格変動のあるLINKの利用をユーザーや事業者に受け入れ得られるかどうかがカギとなりそうです。
NFT関連サービスの拡張
出所:PRTimes
LINE Blockchain上でNFTを活用できるような新規サービスが予定されており、そのNFTの購入のためにLINKが利用される可能性がありそうです。
7月27日に、LINEとYahoo!JAPNAはNFT領域での業務連携を発表。ユーザーはLINE Blockchain基盤で発行されたNFTアイテムを「ヤフオク!」でかんたんに出品・落札できるようになりました。
NFTの経済規模は2021年第1四半期(1~3月)で約15億ドルにもなっており、多くのユーザーを抱えるLINEがNFT関連サービスを始めることは非常に期待できます。
dAppsの拡大
LINEは、フィンテック、コンテンツ、ゲームなど様々な分野でdApps提携の拡大を進めるようです。
計画には、ユーザー価値を創出することのできる大型サービスとの連携に集中すると記載されており、LINKの保有者及びユーズケースの拡大が期待できます。
2021年内に100億円~200億円規模のLINKを新規流通させるという具体的数値目標も発表されており、将来的にはこれまで以上に利用者が増えることになりそうです。
LINKはアジアを中心に圧倒的に利用者の多いLINEグループで利用されており、これから多くの取引所に上場する可能性があります。
出所:LINEのプレスリリース
また、NFTでも巨大企業ヤフーと提携しており、9月6日には香取慎吾さんの「NFTアートチャリティプロジェクト」でLINE BlockchainがNFTアートの基盤技術に採用されるなど、サービスはまだまだ始まったばかりです。
これからも様々な発表が行われることが期待でき、利用者が急増するかもしれません。
過去に100倍になったほどの爆発力を秘めており、まだまだ始まったばかりともいえるLINEのブロックチェーンプロジェクト。
その未来が明るいと思うのであれば。LINEへの投資を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
LINE BITMAXはLINEアプリ内ですぐに移動できますし、口座開設も極めて簡単で何より直ぐに取引をはじめることができます。
LINK(リンク)という独自トークンも取り扱っていますし、このトークンを使ったトークンエコノミーは今後ますます拡大・促進されていくことと予想されます。
できることが増えていくかもしれないという展望がある反面、やはり販売所形式しかないことに不満を抱く方も少なくないです。
しかしLINE BITMAXならではの、簡単で使いやすい利点は投資を始めてという方にはメリットが大きいでしょう。
LINE BITMAXで仮想通貨デビューを始めてみてはいかがでしょうか?
本記事はみんかぶChoiceより転載しております。
元記事:仮想通貨LINK(リンク)とはどのような通貨?特徴や将来性を紹介
関連する記事
-
ビットコインのマイニング(採掘)とは?仕組みや始め方・やり方をわかりやすく解説
「ビットコイン(仮想通貨)のマイニングという言葉は聞いたことがあるけれど、何かはよくわからない」 そこで今回は、「ビットコイン(仮想通貨)のマイニングとは何か」から、「実際に儲か
2022年12月07日 8時26分
-
仮想通貨取引所の手数料を比較&ランキング!手数料が安い取引所はどこ?
仮想通貨を売買するときに気になるのが取引手数料。交換業者には、取引形態が販売所と取引所で異なっっており、手数料が無料であっても取引コストが掛かってしまうという場合もあります。主要な
2022年12月13日 12時22分
-
【2024年1月】仮想通貨アプリおすすめランキング!チャート機能や使いやすさなど徹底比較
仮想通貨取引をすでにやっている、もしくはこれから始めたい方で、「仮想通貨をスマホアプリで取引したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか。 今回は、仮想通貨をスマホアプリで
2022年11月25日 5時49分
-
仮想通貨取引所おすすめ9社の比較ランキング!初心者必見の選び方から口座開設方法まで徹底解説
ビットコインをはじめとした仮想通貨の値上がりをみて、「自分も取引をしてみたい!一儲けしたい!」と思うものの、どの仮想通貨取引所がおすすめなのか分からず投資を始められていない人は多い
2022年11月25日 2時58分
-
NFTとは?仕組みや始め方を完全初心者にもわかりやすく徹底解説!
最近、SNSやテレビなどでも話題になっている「NFT(エヌエフティー)」、2021年3月にアメリカのデジタルアーティストBeeple氏のNFTアート”Everydays: The
2022年12月07日 4時54分
-
仮想通貨のスプレッドとは?おすすめ取引所のスプレッドを徹底比較!
仮想通貨に投資したくて調べてみたけれど、「仮想通貨はスプレッドが広い(高い)」そんな言葉に漠然とした不安を覚えていませんか? スプレッドって一体何なんだ? 投資する際どのように
2022年12月08日 2時56分
-
仮想通貨を始めてみたいけれど、「資金が少ない」「どの通貨を買えば良いのか分からない」「セキュリティー周りが難しそう」と悩んでいる初心者の方が多くいらっしゃいます。 そこで仮想通貨
2022年12月07日 1時01分
-
トロン(TRX)とはどのような仮想通貨か?特徴や将来性を解説
2021年3月17日(水)、BITPOINT(ビットポイント)が日本初となるトロン(TRX)の取り扱いを開始しました。トロンは仮想通貨(暗号資産)業界では有名なプロジェクトと仮想通
2022年12月13日 3時49分
-
仮想通貨チャートおすすめランキング|分析に使いやすいチャートを厳選紹介
仮想通貨取引にチャレンジしたいけど、使いやすいおすすめのチャートはどれなんだろう?仮想通貨初心者であればほぼ必ず経験するこの悩み。 取引経験のない初心者にとってチャート選びは少々
2022年12月08日 7時07分
-
仮想通貨はやめとけと言われる理由は?やめておいた方が良い人の特徴を解説
「仮想通貨に投資?やめとけば?」 仮想通貨を始めようと思って、試しに周りの友人・家族に話してみると大体こういった返答がくると思います。 以前と比較すれば知名度が上がった
2023年01月06日 11時55分
おすすめ記事
-
マッチングアプリのウケのいいニックネーム・名前はどう決めればよい?おすすめの決め方とNG例の両方を解説!
おすすめのニックネーム・名前の付け方 例 注意点 名前の一部をアルファ
2024年03月01日 6時11分
-
ヒロセ通商(LION FX)の評判・口コミ&おすすめ評価ポイント
ヒロセ通商 (LION FX) ヒロセ通商(LionFX)の評価 オススメ度★★★★☆ 口座数309,427口座 (883口座)※2023年10月末時点
2022年12月07日 4時12分
-
つみたてNISAおすすめ銘柄・証券会社ランキング!初心者向きの積立NISA口座と銘柄の選び方を解説!
2018年からスタートした非課税制度「つみたてNISA(ニーサ) / 積立NISA」。 その口座数は約586万口座、買付額は約1兆8043億円と若年層を中心に人気の制度です。※金
2022年11月21日 1時13分
-
マッチングアプリで2通目以降のメッセージが続かない?続く人が使っている例文やコツを紹介
1通目のメッセージに返信は来たけど、2通目以降になるとなぜか返信が返ってこない経験をしている人もいるでしょう。 2通目のメッセージが返ってこないことに悩んでいる人は以外と多い
2024年09月12日 2時12分
-
DMMFX(DMM.com証券)の評判・口コミ&おすすめ評価ポイント
DMM FXは「FXを始めたい!」と思ったらすぐ始められることが魅力のFX会社。最短1時間後にFX取引を始められるため、取引チャンスを逃しません。 「ドル円がここまで下がったらF
2022年12月07日 3時49分