暗号資産(仮想通貨)
メタバースと仮想通貨・NFTの関係性は?関連銘柄や仕組みをわかりやすく解説
2023年02月27日
最新技術としてよく紹介される「メタバース」や「仮想通貨、NFT」。たしかにこの3つのテーマは注目度も高く、今後私たちの生活やエンタメをより一層豊かにしてくれる可能性を秘めています。
しかし、「なんだかすごい技術らしいけど自分には関係なさそう」と考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「メタバースと仮想通貨、NFTとの関係性」や「流行にのって利益を得る方法はあるのか」などをわかりやすく解説します。
この記事を通して、メタバース&仮想通貨の基礎知識を身につけていきましょう。
【簡単におさらい】メタバースとは?
まずは、メタバースとはどんな技術なのかを確認していきましょう。メタバースとは「仮想空間に作られた3次元の世界」のこと。
メタバース内では、自分のアバターを操作することで世界感をよりリアルに体験することができます。イメージとしては「デジタル上のもうひとつの世界」だと思ってもらえればOKです。
メタバースはなぜ仮想通貨と関連しているのか
結論からいうと、特定のメタバースサービス内で「仮想通貨」が共通通貨として使われているからです。
もちろん、仮想通貨が必要ないメタバースサービスもありますが、2021年以降に注目を集め始めたメタバースサービスでは、アイテムの売買などに仮想通貨が使われることがほとんど。
特にメタバースを活用したゲームでは、ゲームごとに独自の仮想通貨が発行&利用されています。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)→SAND(サンド)
Decentraland(ディセントラランド)→MANA(マナ)
では、なぜメタバースサービスでは仮想通貨が利用されるケースが多いのでしょうか。一見、仮想通貨を使うより円やドルなどの法定通貨の方が便利そうな気がしますよね。
メタバースでNFTはどのように活用されているの?
マインクラフトやどうぶつの森でも「ゲーム内通貨」や「ゲーム内アイテム」は存在しました。ただ、それはあくまでゲーム内だけで使える通貨やアイテムで現実でも価値を持たせることはできません。
ここで登場するのが「NFT(Non-fungible-token)」
NFTは簡単にいうと「改ざんや不正がとってもしづらい電子証明書」のようなものです。
NFTとデジタルデータを紐づけることで、「そのデジタルデータが世界でひとつしかないものであること」の証明になります。
例えば、ゲーム内にりんごのアイテムがあったとします。今までのゲーム内ではどれも同じ価値のりんごとして扱われますが、メタバース内では1個1個異なるりんごとして価値がつけられることになります。
そして、NFTの取引には「仮想通貨」が使われます。
つまり、メタバース内のアイテムに固有の価値を与えるために「NFT」が使われていて、NFTを取引するためには「仮想通貨」が必要というカラクリになっているのです。
メタバース関連の仮想通貨の選び方
これだけ盛り上がりを見せているメタバースですから、ビジネスはもちろん個人で利益をゲットするチャンスもありそうだと思いませんか?
実際、メタバースは使い方次第で「自分の資産を増やせる可能性」があります。その中でもチャレンジしやすいのが「メタバース関連の仮想通貨」に投資をする方法。
- メタバースサービスの将来性や規模感を確認する
- メタバース内で使われている仮想通貨を確認する
- 国内取引所でも取扱があるかチェック
- 該当仮想通貨について用途を簡単に調べる
ただ、闇雲に関連銘柄に投資をしても損するリスクの方が大きくなってしまいます。この章ではメタバース関連仮想通貨の選び方をわかりやすく紹介します。
手っ取り早くおすすめ銘柄が知りたい!という方は「メタバース関連の仮想通貨銘柄おすすめ3選」を先にチェックしちゃいましょう。(タップ/クリックで遷移します)
メタバースサービスの将来性や規模感を確認する
メタバース関連銘柄を探す前段階として「メタバースの将来性や規模感」を調べましょう。
「なんでそんな面倒なことをするのさ!」と思うかもしれませんが、長期保有で利益を伸ばすためには入念な下調べは必要不可欠です。
なぜなら、「将来性や今後規模は大きくなっていきそうだ!」という根拠のない状態で仮想通貨に投資をすると少しの損で焦って売ってしまう可能性が高くなるからです。
メタバースに関しては以下の記事でも詳しく解説しているので、下調べの参考にしてみてください。
メタバース内で使われている仮想通貨を確認する
将来性の高そうなメタバースサービスが見つかったら、メタバース内で使われている仮想通貨を確認しましょう。
ちなみに将来性の高いメタバースサービスを探すポイントは以下の3点。
- 利用者目線で始めるハードルが低いか
- 独自の魅力があるか
- ユーザー数の増加やサービスアップデートは順調か
有名どころでは、「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」や「Decentraland(ディセントラランド)」というメタバースゲームが世界的に人気です。
ゲーム内で使われている仮想通貨も、時価総額ランキングTOP100にランクインしていますし、有望な投資先の1つといえますね。
ちなみに2タイトルとも「Coincheck NFT(β版)」でプレイ可能です。マイクラとかが好きな方はどハマりするかもしれません。
該当仮想通貨について用途を簡単に調べる
ある程度投資したい仮想通貨の目星がついてきたら、その仮想通貨の使い道や開発の進み具合を簡単に調べます。
「何を調べたら良いの…?」という方向けに、調べるべきポイントも紹介しておきます。
- 仮想通貨の開発状況は順調か
- 時価総額は100億円〜300億円以上か
- 開発の資金提供をしてくれる企業は多いか
上記ポイントを確認することで、投資先を大きく見誤るリスクを低減させることができます。
国内取引所でも取扱があるかチェック
最後のステップは至って簡単で、選んだメタバース内で使われている仮想通貨が国内取引所で取り扱っているかどうか確認します。
「もし取り扱っていなかったら投資できないのでは…」と思うかもしれませんが、以下の方法で投資できます。
- 国内取引所と海外取引所の口座開設
- 国内取引所でBTCを買い海外取引所へ送金
- 海外取引所で該当通貨を購入
国内取引所での取扱を確認する理由は、「単純に手間が省けるから」なので特段不安に思う必要はありません。
メタバース関連の仮想通貨銘柄おすすめ3選
なんの手がかりもなくメタバース関連の仮想通貨を探すのはなかなか骨が折れる作業。そこで今回はメタバース関連でおすすめの仮想通貨銘柄「3選」を紹介します。
主なおすすめ選定理由
- 時価総額が100億を超えている
- 独自の強みを持った仮想通貨である
- メタバースとの関連性が高い
イーサリアム(ETH)
イーサリアムは、メタバースを活用したNFTゲームやNFTマーケットプレイスでも活用されている仮想通貨。
とくに、NFTの発行にはイーサリアムのブロックチェーンが使われることが多く、メタバースとも非常に関わりの深い通貨といえます。
また、イーサリアムはアルトコインの王様的ポジションで、ビットコインについで時価総額2位を誇っており安定感も抜群。
メタバース以外にも、NFTが盛り上がっても需要が高くなることが予想されるためコツコツ買い集めたい仮想通貨の一つです。
エンジンコイン(ENJ)
エンジンコインは、「エンジンプラットフォーム(Enjin platform)」で利用できる仮想通貨です。
エンジンプラットフォームでは、メタバースを活用したNFTゲームやゲーム内アイテムの売買などが誰でも簡単にできるようになっています。
NFTなど難しそうな言葉を聞くと「高度な専門知識が必要」と思いがちですが、その専門知識不要でNFTの発行やNFTゲームのプレイを可能にしているのが「エンジンプラットフォーム」です。
こちらもメタバースの隆盛とともに値上がりが期待できる銘柄のひとつです。
サンド(SAND)
最後に紹介するサンドは、「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」というメタバース/NFTゲームで使用されている仮想通貨です。
国内取引所ではCoincheckで購入でき、ゲームの人気度と価格が連動されることが予想されるので、少額で持っておくと将来が楽しみな銘柄といえます。
メタバース関連仮想通貨を買える仮想通貨取引所は?
最後にメタバース関連仮想通貨を買える仮想通貨取引所を紹介します。ちなみに取り扱っているだけでなく、初心者向けの「仮想通貨積立」もできる取引所を厳選しています。
Coincheck(コインチェック)
Coincheckは、2018年から仮想通貨の積立サービスを開始しました。取り扱い銘柄数も多く、紹介したイーサリアム、エンジンコインともに取り扱っています。
また、メタバースやNFTと関連の深い「Coincheck NFT(β版)」というNFTマーケットプレイスも運用しており、メタバースに興味がある人なら持っておきたい取引所口座と言えます。
- 月イチつみたてプラン
- 毎日つみたてプラン
対象者 | コインチェックに口座を持つ個人 |
---|---|
取扱通貨 | 17種類:BTC, ETH, ETC, LSK, XRP, XEM, LTC, BCH, MONA, XLM, QTUM, BAT,IOST,PLT,SAND, ENJ, OMG |
積立金額 | 月々1万円~100万円の範囲で、1,000円単位 |
手数料 | 無料 (口座振替手数料、積立サービス手数料) |
入金方法 | 指定の銀行口座から毎月引き落とし |
申し込み方法
申し込みは3ステップで完了します。
- Coincheckのメインメニューから「Coincheckつみたて」を選択
- 「口座の設定をする」より引き落としをする口座の情報を入力
- 「積立プラン」、「積立する仮想通貨」、「積立金額」を設定して申請が完了です
途中でつみたてを解約したくなっても「Coincheckつみたて」のページから、いつでも停止することが可能なので、安心して始められます。
GMOコイン つみたて暗号資産
GMOコインの積み立て投資サービス『つみたて暗号資産』は、毎日または毎月500円と少額から積み立てることが可能です。
積立日 | 毎日、毎月10日 |
---|---|
設定受付時間 | 毎月10日11:00 〜 翌月10日 00:00まで(メンテナンス時を除く) |
積立手数料 | 無料 |
決済通貨 | 日本円 |
最小積立金額 | 500円 |
注文単位 | 500円 |
最大積立金額 | 50,000円 |
対象の仮想通貨 | 18種類:BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、XEM、XLM、OMG、BAT、TXZ、QTUM、ENJ、DOT、ATOM、XYM、MONA、ADA、MKR、DAI、LINK |
受渡日 | 即時受渡(積立日と同日) |
「仮想通貨」、「積立期間」、「金額」ごとにシュミレーションを行えるため、エンジンコインやイーサリアムに投資した際のイメージがしやすくなっています。
さらには銘柄と数量を自由にカスタムしてつみたて設定ができるため、「イーサリアムとエンジンコインを毎月1000円ずつ積み立てる」といったこともできます。
また、GMOコインは当サイトの仮想通貨取引所おすすめランキングでも1位を獲得しており、初心者を含め誰にでもおすすめできる総合力No.1の取引所といえるでしょう。
本記事はみんかぶChoiceより転載しております。
元記事:メタバースと仮想通貨・NFTの関係性は?関連銘柄や仕組みをわかりやすく解説
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